気仙沼市街から車で30分。唐桑半島の鮪立（しびたち）に作られたツリーハウス。鮪立港を見下ろす大きな桜の木のふもとに立つツリーハウスは、海の色を写したストライプの壁板が特徴的です。丸い輪郭のデッキから梯子でのぼると、正面には風景を切り取ったような窓があり、屋根にはステンドグラスのように大漁旗が使われ、天井にある小さな鐘が鳴らせます。ツリーハウスへ向かう八幡神社の石段には、津波の石碑とともに、「バードハウスツリー」や、4m×7mのウッドデッキを併設し、お茶をしたり、イベントの開催もできます。目の前にある民宿「唐桑御殿つなかん」は、名物女将と寿司職人の料理長を中心に、地域の若者やボランティアなどが集まる場所となっていて、いつも新しい交流が生まれています。つなかんに宿泊をして出会いや食事といっしょに楽しむのがおすすめです。また、このツリーハウス制作のパートナーとして「立命館大学災害復興支援室」の協力のもと、多くの学生とともに制作されました。

No.004 TUNAMARU
Place：Tunakan Karakuwa Kesennuma Miyagi
Builder：Genki, Makoto, Michiari, Ritsumeikan & Treehouse Members