「川崎市ティンバーリノベーションプロジェクト」の一環として、川崎区日進町にある上並木公園で制作したツリーハウスです。公園のある日進町は終戦後のまちの発展に合わせて日本全国から多くの労働者が集まっていましたが、まちの近代化や変遷に伴い利用者が減り、どこか取り残されたような風景となっていました。その公園を象徴するケヤキのシンボルツリーに絵本の世界の様なツリーハウスを作ることで、これからのまちを支えるこどもたちと一緒に、この公園をみんなが来たくなるような場所に変えてみようという試みでした。限られた制作日数でしたが、完成披露時にはこれまでにない数の人が公園を訪れ、ツリーハウスづくりの仕上げに参加したり、ベンチづくりのワークショップに参加したりと大盛況でした。

「川崎市ティンバーリノベーションプロジェクトとは？」
川崎市では、地球温暖化の防止、森林再生等へ寄与することから国産木材の利用を進めており、未来を担うこどもたちに木の魅力を伝え、まちや地域コミュニティの活性化を目的としています。